リスティング広告の種類は?配信形式2つと媒体3つの違い・選び方【2026年最新】
「リスティング広告を始めたいが、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」
「GoogleとYahoo!のどちらに出すべきか、両方必要なのか判断できない」
「代理店の提案に出てくるP-MAXやディスプレイ広告が、何のことか分からない」
リスティング広告の「種類」には、2つの意味があります。
1つは検索連動型・ディスプレイという配信形式の種類です。
もう1つはGoogle・LINEヤフー・Microsoftという媒体の種類です。
この2つを分けて整理すると、自社が選ぶべき組み合わせはすぐに見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の媒体仕様に沿って、それぞれの特徴と選び方を整理しました。
Yahoo!広告の名称変更や動的検索広告の終了など、最新の変更点も反映しています。
先に結論|リスティング広告の種類は「配信形式2つ×媒体3つ」
| 配信形式\媒体 | Google広告 | LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告) | Microsoft広告 |
|---|---|---|---|
| 検索連動型広告 | Google検索の結果に表示 | Yahoo! JAPANの検索結果に表示 | Bingなどの検索結果に表示 |
| ディスプレイ広告 | Googleディスプレイネットワーク・YouTubeなど | Yahoo! JAPAN・LINEなど | MSN・Microsoft Edge・Outlookなど |
- 成果を早く出したいなら、まずGoogle広告の検索連動型広告から始める
- スマホの利用者が多い商材はGoogle、Yahoo! JAPANをよく使う層にはLINEヤフー広告を足す
- パソコンで検索されるBtoB商材はMicrosoft広告も候補になる
- ディスプレイ広告は、認知の拡大とサイト離脱者の呼び戻し(リマーケティング)に使う
媒体の違いを先に知りたい方は媒体の種類から、自社に合う種類を決めたい方は選び方の3ステップからお読みください。
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リスティング広告とは?狭い意味では「検索連動型広告」のこと
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に、検索した語句に合わせて表示される広告です。
ただし、言葉の範囲は使う人によって変わります。
| 範囲 | 含まれる広告 | 使われる場面 |
|---|---|---|
| 狭い意味 | 検索連動型広告のみ | 運用の現場・代理店との会話 |
| 広い意味 | 検索連動型広告+ディスプレイ広告 | 媒体全体を指す説明・一部の解説記事 |
現場で「リスティング広告」と言えば、ほとんどの場合は狭い意味の検索連動型広告です。
代理店や社内で話すときは「検索結果に出す広告」か「サイト上のバナー広告」かを確認しましょう。
この確認だけで、予算や成果の認識のずれを防げます。
費用はどちらも、主にクリックされたときに発生します。
表示されただけでは費用がかからない点が、テレビCMやチラシとの大きな違いです。
配信形式の種類|検索連動型広告とディスプレイ広告の違い
配信形式の違いは、広告を見る人が「探している最中」かどうかです。
| 比較項目 | 検索連動型広告 | ディスプレイ広告 |
|---|---|---|
| 表示される場所 | 検索結果の上部・下部 | Webサイト・アプリ・動画の広告枠 |
| 主な相手 | 今まさに探している人(顕在層) | まだ探していない人(潜在層) |
| 広告の見た目 | テキストが中心 | 画像・動画が中心 |
| 得意な目的 | 問い合わせ・購入の獲得 | 認知の拡大・離脱者の呼び戻し |
本章では次の3点を解説します。
- 検索連動型広告の主な広告フォーマット
- ディスプレイ広告のターゲティングの種類
- 両方をまとめて配信するP-MAXとデマンド ジェネレーション
検索連動型広告の主なフォーマットは3つ
検索連動型広告には、主に次の3つのフォーマットがあります。
| フォーマット | 特徴 | 向いている商材 |
|---|---|---|
| レスポンシブ検索広告 | 見出しと説明文を複数登録し、組み合わせを自動で最適化する標準形式 | ほぼすべての商材 |
| ショッピング広告 | 商品画像・価格・ショップ名を検索結果に表示する | ECサイトの物販 |
| 動的検索広告(DSA) | サイトの内容をもとに、検索語句と広告見出しを自動で決める | 商品・ページ数が多いサイト |
以前の「拡張テキスト広告」は、現在は新しく作成できません。
いまテキストの検索広告を作るなら、レスポンシブ検索広告が標準です。
電話番号やサイト内リンクを追加する機能も、「広告表示オプション」から広告アセットという名前に変わっています。
ショッピング広告を出すには、Google Merchant Centerに商品データを登録する必要があります。
動的検索広告は、注意が必要です。
Googleは2026年4月、動的検索広告を「AI最大化設定(AI Max)」へ移行すると発表しました。
その後、既存キャンペーンの自動移行は2027年2月に延期されています。
これから新しく始めるなら、通常の検索キャンペーンでAI Maxを使うことを前提に考えましょう。
出典:Google Ads Developer Blog「Dynamic Search Ads (DSA) Automigration Delayed to February 2027」
広告文の書き方はリスティング広告の広告文の作り方|クリック率を上げる7つのコツをご覧ください。
キーワードの設定方法は完全一致・フレーズ一致・インテントマッチの使い分けで解説しています。
ディスプレイ広告は「誰に出すか」の決め方で3種類に分かれる
ディスプレイ広告の成果は、配信先の決め方(ターゲティング)で大きく変わります。
主な種類は次の3つです。
- オーディエンスターゲティング:年齢・性別・地域・興味関心などの「人」の属性で配信する
- コンテンツターゲティング:指定したキーワードやトピックに関連する「ページ」に配信する
- リマーケティング:一度自社サイトを訪れた人に、もう一度広告を表示する
中小企業がディスプレイ広告を使うなら、最初はリマーケティングから始めるのが堅実です。
一度サイトを見た人が相手なので、知らない人に広く出すより成果につながりやすいからです。
不動産・BtoBのサービス・高額な商品など、検討に時間がかかる商材で特に効果を発揮します。
P-MAXとデマンド ジェネレーションは「まとめて配信」する形式
Google広告には、検索とディスプレイの枠を超えて配信するキャンペーンもあります。
代理店の提案によく出てくるので、名前と役割だけは押さえておきましょう。
| キャンペーン | 配信先 | 特徴 |
|---|---|---|
| P-MAX(パフォーマンス マックス) | 検索・ディスプレイ・YouTube・Gmail・マップなどGoogleの全配信面 | 1つのキャンペーンでAIが配信先と入札を自動で決める |
| デマンド ジェネレーション | YouTube・Discover・Gmailなど | 画像や動画で、まだ探していない人の需要を掘り起こす |
P-MAXは便利ですが、どの配信面で成果が出たのかが見えにくい面があります。
なお、検索語句が完全一致キーワードと一致する場合は、検索キャンペーンの配信がP-MAXより優先されます。
出典:Google 広告ヘルプ「P-MAX キャンペーンについて」
媒体の種類|Google広告・LINEヤフー広告・Microsoft広告の違い
日本でリスティング広告を出せる主な媒体は、Google広告・LINEヤフー広告・Microsoft広告の3つです。
違いは、どの検索エンジンの結果に表示されるかにあります。
| 比較項目 | Google広告 | LINEヤフー広告 | Microsoft広告 |
|---|---|---|---|
| 検索広告の表示先 | Google検索 | Yahoo! JAPAN検索 | Bing・DuckDuckGoなど |
| ディスプレイの主な表示先 | 提携サイト・YouTube・Gmail | Yahoo! JAPAN・LINE・提携サイト | MSN・Microsoft Edge・Outlook |
| 強いデバイス | スマホ・パソコンとも | スマホ | パソコン |
| 向いている商材 | ほぼすべて | Yahoo! JAPANの利用者が多い層向け | パソコンで検索されるBtoB商材 |
「強いデバイス」は、次の章で紹介する検索エンジンのシェアにもとづきます。
パソコンとスマホで、使われている検索エンジンはまったく違う
媒体を選ぶときに最も参考になるのが、検索エンジンのシェアです。
日本のシェアをパソコンとスマホに分けると、次のとおりです。
| デバイス | Bing | Yahoo! | |
|---|---|---|---|
| パソコン | 42.17% | 51.83% | 4.67% |
| スマホ | 85.08% | 0.91% | 11.79% |
出典:StatCounter(日本・2026年9月)パソコン/スマホ
スマホではGoogleが8割を超え、Yahoo!が約12%で続きます。
一方、パソコンではBingがGoogleを上回っています。
パソコンで検索される商材なら、Microsoft広告を外す理由はありません。
なお、StatCounterは提携サイトのアクセスから集計した推計値です。
自社サイトの実際の流入元は、Googleアナリティクスなどで必ず確認しましょう。
Google広告|最初に始めるならここ
Google広告は、スマホ検索の8割超を占めるGoogleの検索結果に広告を出せます。
配信量が最も多く、AIによる自動入札やP-MAXなどの機能も最も充実しています。
一方で、出稿する企業が多いため、競争の激しいキーワードではクリック単価が上がりやすい点に注意が必要です。
単価の相場はリスティング広告のクリック単価相場|業種別一覧と下げる5施策をご覧ください。
LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告)|2026年4月に名称が変わった
Yahoo!広告は現在、「LINEヤフー広告」という名前に変わっています。
運営元のLINEヤフーは、次のように告知しています。
2026年4月より、LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告は統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」となりました。あわせて、Yahoo!広告(検索広告含む)は「LINEヤフー広告」に名称変更しています。
LINEヤフー for Business
検索広告は、これまでどおりYahoo! JAPANの検索結果に表示されます。
ディスプレイ広告は統合により、Yahoo! JAPANの各サービスに加えてLINEの広告枠も配信先になりました。
スマホ検索でYahoo!は約12%のシェアがあります。
Google広告で成果が出たあと、配信量を増やす2つ目の媒体として検討するのが一般的です。
Microsoft広告|パソコンで検索されるBtoB商材の穴場
Microsoft広告は、Bingなどの検索結果に広告を出せる媒体です。
ディスプレイ広告は、MSN・Microsoft Edge・Outlookなどに表示されます。
先ほどのとおり、パソコンの検索ではBingが最大のシェアを持っています。
会社のパソコンで業務中に検索されるBtoB商材とは、特に相性が良い媒体です。
Google広告のキャンペーンを読み込む機能もあるため、2つ目以降の媒体として始めやすいのも利点です。
自社に合うリスティング広告の種類を選ぶ3ステップ
種類選びは、次の3ステップで進めると迷いません。
- 目的を決める(獲得か認知か)
- 顧客がどのデバイスで検索するかを確かめる
- 許容できる獲得単価(CPA)から逆算する
ステップ1|目的が「獲得」なら検索連動型、「認知」ならディスプレイ
今すぐ問い合わせや売上を増やしたいなら、検索連動型広告から始めます。
ブランドの名前を知ってもらいたいなら、ディスプレイ広告や動画広告が中心になります。
予算が限られる中小企業は、まず検索連動型広告で成果の土台を作るのが基本です。
水道修理・鍵の紛失・法律相談のように、急ぎの悩みを扱う商材とは特に相性が良い形式です。
ステップ2|顧客がパソコン中心ならMicrosoft広告も加える
Googleアナリティクスで、自社サイトに来る人のデバイスと流入元を確認します。
判断の目安は次のとおりです。
- スマホが中心:Google広告から始め、成果が出たらLINEヤフー広告を足す
- パソコンが中心:Google広告とMicrosoft広告を並行して試す
- Bingからの自然検索の流入が多い:Microsoft広告の優先度を上げる
ステップ3|CPAから逆算して、媒体を広げるか切り替えるかを決める
1件の成約にいくらまで広告費をかけられるかを、先に決めておきます。
例えば粗利が5万円の商品なら、CPAは2万円以下に抑えたいといった基準です。
この基準を満たせない場合は、媒体や種類そのものを見直します。
ClimbUp Agencyの支援先では、種類と媒体の選び直しで成果が大きく変わった例があります。
- シュワット株式会社様:リスティング広告一本からMeta広告中心へ戦略を転換し、CPAが従来の1/3〜1/4に改善
- Ameripros合同会社様:Google広告の最適化に加え、Yahoo!広告とMeta広告へ新たに展開。CPA約30%改善・広告予算約20%削減
「今の媒体のまま改善を続けるか、種類を変えるか」の判断は、CPAの数字で行いましょう。
CPAの考え方はリスティング広告のCPAの記事で解説しています。
リスティング広告の費用の仕組みと予算の目安
検索連動型広告の費用は、クリックされたときだけ発生するクリック課金が基本です。
1クリックの単価は、広告が表示されるたびに行われるオークションで決まります。
掲載順位は入札額だけでなく6つの要素で決まる
Google広告の掲載順位は「広告ランク」で決まります。
広告ランクの算出に使われるのは、入札単価や広告とLPの品質など6つの要素です。
お金を多く出せば必ず1位になれるわけではありません。
6つの要素と上げ方の詳細は広告ランクとは?上げ方5つの優先順位とGoogle公式の最新6要素が参考になります。
品質の見方は品質スコアとは?Google広告の確認方法と上げ方の優先順位をご覧ください。
予算の目安は月20〜50万円。データがたまる金額から始める
リスティング広告に最低出稿額はなく、少額からでも始められます。
ただし予算が少なすぎるとクリック数が足りず、どの広告が当たりか判断できません。
中小企業の検索連動型広告なら、月20〜50万円が一般的な目安です。
業種別の相場と予算の決め方は、リスティング広告の費用相場は月20〜50万円|内訳と予算の決め方をご覧ください。
まずは3か月ほど同じ予算で運用し、CPAを見てから媒体や種類を広げるのが堅実な進め方です。
リスティング広告の種類に関するよくある質問
リスティング広告にはどのようなものがありますか?
配信形式では、検索結果に出る検索連動型広告と、サイトやアプリに出るディスプレイ広告があります。
媒体では、Google広告・LINEヤフー広告・Microsoft広告の3つが主な選択肢です。
一覧は先に結論の表をご覧ください。
リスティング広告の大手はどこですか?
媒体で言えば、Google・LINEヤフー・Microsoftの3社です。
スマホ検索の8割超を占めるGoogleが最大で、多くの企業はGoogle広告から始めます。
広告の種類4つとは何ですか?
一般には、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の「マスコミ四媒体」を指すことが多い言葉です。
リスティング広告は、これとは別のインターネット広告に含まれます。
電通「2025年 日本の広告費」では、インターネット広告費が総広告費の50.2%を占め、初めて過半数を超えました。
GoogleとLINEヤフーは両方に出すべきですか?
最初はGoogle広告だけで十分です。
Google広告で成果の出るキーワードと広告文が分かってから、同じ設計でLINEヤフー広告に広げると効率よく進められます。
予算を2つに分けると、どちらもデータがたまりにくくなるためです。
動的検索広告(DSA)はまだ使えますか?
既存のキャンペーンはまだ配信されています。
ただしGoogleはAI最大化設定(AI Max)への移行を発表しており、自動移行は2027年2月に予定されています。
新しく始めるなら、AI Maxを前提に考えるのがおすすめです。
まとめ|まずはGoogleの検索連動型広告から、データを見て広げる
本記事のポイントを整理します。
- リスティング広告の種類は「配信形式2つ×媒体3つ」。狭い意味では検索連動型広告を指す
- 検索連動型は獲得、ディスプレイは認知と呼び戻しに使う
- Yahoo!広告は「LINEヤフー広告」に名称変更。動的検索広告はAI Maxへの移行が決まっている
- スマホはGoogleが8割超、パソコンはBingが最大。BtoB商材はMicrosoft広告も候補になる
- 選び方は「目的→デバイス→CPA」の3ステップ
迷ったら、まずGoogle広告の検索連動型広告で成果の土台を作りましょう。
そのうえで、CPAとデバイスのデータを見ながら媒体と種類を広げていくのが確実です。
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なお、ClimbUp Agencyの広告運用代行は運用手数料20%です。
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ただし現在の対象は、月額100万円を目安とした広告予算の方です。
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