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除外キーワードのマッチタイプとは?部分一致・フレーズ一致・完全一致の違いと実務での使い分け方【Google広告・Yahoo!広告対応】

除外キーワードのマッチタイプとは?部分一致・フレーズ一致・完全一致の違いと実務での使い分け方【Google広告・Yahoo!広告対応】

「除外キーワードを設定したはずなのに、なぜか想定外のクエリで広告が表示された」

そんな経験はないでしょうか。

逆に、除外キーワードを追加したことで配信量が急激に減ってしまった、 というケースも実務では頻繁に起きます。

原因の多くは、マッチタイプの選択ミスです。

除外キーワードには「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」の3種類があります。 それぞれが「どの検索クエリを除外するか」の範囲が大きく異なります。 正しく理解せずに設定すると、意図しない結果を招きます。

本記事では、以下を解説します。

  • 3種のマッチタイプの挙動の違い

  • 「除外したのに表示された」ケースの原因と対策

  • Google広告・Yahoo!広告の仕様差

  • 実務でのマッチタイプの使い分け方

ClimbUp Agencyの代表は、大手Web広告代理店で月額数百万円〜数億円規模のアカウントを担当してきました。 その経験をもとに、現場で起きがちなトラブルも交えながら解説します。

除外設定の不備は、気づかないまま予算を垂れ流し続ける「サイレントロス」になります。 現状のアカウントが気になる方は、記事末尾の無料診断もご活用ください。


除外キーワードのマッチタイプとは|3種の仕組みをまず整理する

除外キーワードとは、広告を表示させたくない検索クエリを指定する機能です。 マッチタイプによって「どの範囲のクエリを除外するか」が変わります。

本章では3種のマッチタイプの定義を整理します。

マッチタイプ

除外される範囲

設定時の記述形式

部分一致除外

同義語・関連語を含む広い範囲

キーワードをそのまま入力

フレーズ一致除外

指定した語順を保つクエリ

"キーワード"(ダブルクォーテーション)

完全一致除外

ほぼ一致するクエリのみ

[キーワード](ブラケット)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

部分一致除外|同義語・関連語まで広くブロックする

部分一致除外は、指定したキーワードの単語が検索クエリに含まれる場合に広告を除外します。

たとえば「無料」を部分一致除外に設定すると、以下のクエリを除外できます。

  • 「転職エージェント 無料」

  • 「法律相談 無料 オンライン」

  • 「無料 お試し マーケティングツール」

除外できる範囲が広い分、設定次第では配信量を過度に絞り込むリスクがあります。 どの単語を除外するかの判断は、慎重に行う必要があります。

(出典:Google広告ヘルプ「除外キーワードについて」

フレーズ一致除外|語順を保ったクエリのみブロックする

フレーズ一致除外は、指定したキーワードと同じ語順でクエリ内に含まれる場合のみ除外します。

「転職 無料」をフレーズ一致除外に設定した場合を例に挙げます。

  • 「転職 無料 相談」→ 除外される(語順が一致)

  • 「無料 転職 相談」→ 除外されない(語順が異なる)

語順が変わるだけで除外されないため、部分一致除外と比べて除外範囲は狭くなります。 「この単語の並びのときだけ除外したい」という場面で有効なマッチタイプです。

(出典:Google広告ヘルプ「除外キーワードについて」

完全一致除外|クエリがほぼ一致する場合のみブロックする

完全一致除外は、検索クエリが指定したキーワードとほぼ完全に一致する場合のみ除外します。

「転職エージェント 無料」を完全一致除外に設定した場合、 除外されるのは「転職エージェント 無料」とほぼ同一のクエリだけです。 「転職エージェント 無料 おすすめ」のように単語が追加されると、除外されません。

3種の中で最も除外範囲が狭いマッチタイプです。 配信量への影響が最も小さいため、慎重に除外したい場面に向いています。

(出典:Google広告ヘルプ「除外キーワードについて」


マッチタイプ別の挙動を具体例で比較|どこまで除外されるか

定義だけでは挙動の違いがつかみにくいため、具体的なクエリ例で確認します。

ここでは除外キーワードを「法律相談 無料」に設定したケースで比較します。

検索クエリ

部分一致除外

フレーズ一致除外

完全一致除外

法律相談 無料

除外される

除外される

除外される

法律相談 無料 電話

除外される

除外される

除外されない

無料 法律相談 オンライン

除外される

除外されない

除外されない

法律 無料 相談 弁護士

除外される

除外されない

除外されない

弁護士 相談 費用

除外される(※)

除外されない

除外されない

(※「相談」「無料」の関連語として除外される場合あり。実際の挙動はアカウント状況により変動します)

語順・語形変化・表記ゆれで除外が効かないケース

実務で「設定したのに表示された」という報告が最も多いのが、このパターンです。

フレーズ一致・完全一致除外が効かなくなる代表的なケースを挙げます。

語順の入れ替え: 「求人 無料」をフレーズ一致除外に設定しても、「無料 求人」では除外されません。

単語の追加: 「弁護士 相談 無料」を完全一致除外に設定しても、 「弁護士 相談 無料 東京」では除外されません。

表記ゆれ: 「Web制作」と「ウェブ制作」など、表記ゆれを個別に設定していないと 一方のクエリが素通りします。

弊社代表が大手代理店に在籍していた頃も、こうした「除外抜け」は珍しくありませんでした。 特に完全一致除外だけで運用を固めているアカウントでは、 検索クエリレポートに想定外のクエリが残り続けるケースが多く見られました(弊社調べ)。


「除外したのに表示された」の原因と対策|よくある設定ミス3パターン

除外設定を入れたのに表示される原因は、主に3つのパターンに集約されます。

パターン

主な原因

対策

① 完全一致除外のみに頼る

語形変化・追加単語が素通りする

部分一致除外との組み合わせ

② 広告グループレベルのみで設定

新規広告グループで除外が引き継がれない

キャンペーンレベルでも設定

③ 除外リストの更新を放置

新しい不要クエリが蓄積し続ける

週次・月次の定期チェック

それぞれ詳しく解説します。

完全一致除外だけに頼って抜け漏れが発生するパターン

「完全一致除外を入れれば確実に除外できる」と考えている運用者は少なくありません。 しかし、完全一致除外が防げるのは「ほぼ完全に一致するクエリ」のみです。

単語が1つ追加されるだけで除外されなくなります。 「絶対に表示させたくない概念がある」場合は、部分一致除外を組み合わせる設計が基本です。

たとえばBtoB向けの有料サービスを扱うアカウントで 「無料」「自分で」「やり方」を含むクエリを除外したい場合、完全一致除外では不十分です。 部分一致除外を使い、概念レベルで一括ブロックするアプローチが適しています。

広告グループレベルでしか除外を入れていないパターン

除外キーワードの適用レベルには、「キャンペーンレベル」と「広告グループレベル」の2種類があります。

広告グループレベルのみで設定した場合、後から追加した新しい広告グループには除外設定が引き継がれません。 結果として、意図せず不要なクエリで広告が配信されます。

アカウント全体で除外したいキーワードは、キャンペーンレベルで設定するのが原則です。 広告グループ固有の除外設定と組み合わせると、管理がシンプルになります。

(出典:Google広告ヘルプ「除外キーワードについて」

除外リストの更新を放置して形骸化するパターン

除外キーワードは「一度設定して終わり」ではありません。

広告配信を続ける中で、新しい不要クエリが日々蓄積されます。 検索クエリレポートを定期的にチェックして、除外すべきクエリを継続的に追加していく必要があります。

ClimbUp Agencyでは、最低週1回の施策提案を約束しています。 除外キーワードの追加・整理もその中に含まれており、放置による形骸化を防ぐ仕組みにしています(弊社調べ)。

代理店に任せている場合は、「除外キーワードの更新頻度」を確認することをおすすめします。 月1回の定例会でしか更新されていないなら、 その間に不要クリックが積み重なっている可能性があります。


Google広告・Yahoo!広告の挙動の違い|見落としやすい仕様差

両媒体を並行して運用している場合、除外マッチタイプの仕様差に注意が必要です。

項目

Google広告

Yahoo!広告

マッチタイプの種類

部分一致・フレーズ一致・完全一致

部分一致・フレーズ一致・完全一致

同義語・関連語の除外

部分一致除外で適用される

部分一致除外で適用される

広告グループあたりの設定上限数

最大5,000語

⚠️ 公式ヘルプで要確認

アカウントレベルの共有リスト

利用可能

利用可能

Google広告の除外マッチタイプの仕様(2026年5月時点)

Google広告の部分一致除外は、同義語・関連語・語形変化にも適用されます。 ただし、表記ゆれや略語のすべてに対応しているわけではありません。 重要な除外概念は、複数の表記でセットしておくことが推奨されます。

完全一致除外は「ほぼ一致するクエリ」にも適用されますが、 Googleのアルゴリズムによる判定が入るため、設定どおりに機能しないケースがあります。 定期的に検索クエリレポートを確認して、意図した除外ができているかを検証してください。

(出典:Google広告ヘルプ「除外キーワードについて」

Yahoo!広告の除外マッチタイプの仕様と注意点(2026年5月時点)

Yahoo!広告もGoogleと同様に3種のマッチタイプを提供していますが、注意すべき仕様差があります。

特に意識したいのが、広告グループあたりの除外キーワード設定上限数の違いです。 Google広告と比べてYahoo!広告の上限数は少なく設定されています。 正確な上限数はYahoo!広告ヘルプでご確認ください。

大規模なアカウントで除外リストが膨らんでいる場合、 Yahoo!広告では上限に達して新規除外が設定できなくなることがあります。 共有リスト(アカウントレベルの除外リスト)を活用して設定数を分散させる工夫が必要です。


実務での使い分け方|目的別・ケース別の推奨設定

マッチタイプの特性を踏まえた上で、実際の運用でどう使い分けるかを整理します。 アカウントのフェーズと目的によって、最適な選択が変わります。

フェーズ・目的

推奨マッチタイプ

理由

新規立ち上げ期

完全一致除外ベース

配信量を絞りすぎないため

CPA改善フェーズ

部分一致除外を積極活用

明確に不要な概念を広くカット

ブランドKW保護

完全一致除外

関連語まで除外したくないため

それぞれ詳しく解説します。

新規アカウント立ち上げ期|まず完全一致除外から始める理由

立ち上げ直後は配信データが少ないため、広い除外設定が配信量を過度に絞り込むリスクがあります。

この時期は完全一致除外をベースに設定して、 クエリレポートを見ながら段階的に除外範囲を広げていくアプローチが基本です。

具体的には以下の順番で進めます。

  1. 明確に不要なクエリを完全一致除外で設定する

  2. 配信後に検索クエリレポートで不要クエリを確認する

  3. 繰り返し出現する不要概念に部分一致除外を追加する

  4. 以降は週次でレポートを確認しながら継続的に更新する

CPA改善フェーズ|部分一致除外で不要クエリを積極的にカット

ある程度配信データが蓄積した段階では、部分一致除外を積極的に活用します。

明確に不要な概念(例:「無料」「独学」「自分で」「やり方」)は、 部分一致除外で一括ブロックすることでCPAの改善につながります。

ClimbUp Agencyでの実務でも、部分一致除外の強化がCPA改善の起点になるケースは多くあります。 「絶対に表示させたくない概念を、漏れなくブロックする」という設計思想で進めると、 不要クリック削減の効果が出やすくなります(弊社調べ)。

ただし、除外しすぎによる配信量の急減には注意が必要です。 設定後は配信インプレッションとCVの推移を必ず確認してください。

代理店の除外設定を発注者がチェックする3つの視点

「代理店に任せているが、正しく除外設定できているか確認したい」という方に向けて、 発注者側でもできる簡易チェックの方法をお伝えします。

チェック①:検索クエリレポートに不要なクエリが残っていないか

Google広告・Yahoo!広告の管理画面から「検索クエリレポート」を確認してください。 CVがゼロなのに多数クリックされているクエリが並んでいる場合、 除外設定が不十分な可能性があります。

チェック②:除外キーワードリストの件数と更新日を確認する

除外キーワードの設定画面で、リストの件数と最終更新日を確認できます。 件数が数語程度、または数ヶ月以上更新されていない場合は要注意です。

チェック③:キャンペーンレベルの除外設定があるか確認する

除外設定がすべて広告グループレベルのみになっていないかを確認します。 アカウント全体で除外すべき概念がキャンペーンレベルで設定されているかどうかを 代理店に確認することをおすすめします。


まとめ|除外キーワードのマッチタイプを正しく設定して予算ロスをなくす

本記事の要点を整理します。

  • 部分一致除外は除外範囲が広く、完全一致除外は狭い。目的に応じて3種を使い分けることが重要

  • 「除外したのに表示された」の主な原因は、①完全一致除外頼り、②広告グループレベルのみの設定、③除外リストの放置の3パターン

  • フレーズ一致・完全一致除外は語順の違いや単語の追加で効かなくなる。重要な概念は部分一致除外と組み合わせる

  • Google広告とYahoo!広告では設定上限数等に仕様差がある。両媒体並行運用の場合は各公式ヘルプで確認を

  • 除外設定は一度入れて終わりではなく、週次・月次の定期チェックと更新が不可欠

除外設定の不備は、気づかないまま予算を垂れ流す「サイレントロス」になります。 まずは検索クエリレポートで、CVがゼロなのに消費されているクエリが残っていないかを確認してみてください。

自社で判断しきれない場合は、第三者による診断を活用することも有効な選択肢です。 ClimbUp Agencyでは、独自の診断書(15ページ以上のPDF)で現状の課題と改善施策を完全無料でご提案しています。 最短1営業日でレポートをご提出しますので、お気軽にご活用ください。

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