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ランディングページ(LP)とは?ホームページとの違い・種類・作り方と構成のコツ【2026年版】

公開日: 2026.02.26 更新日: 2026.10.20 濱口 侑生

「LPを作れば問い合わせが増えると言われたけど、ホームページと何が違うの?」
「制作会社に頼む前に、LPの基本だけは押さえておきたい」

ランディングページ(LP)は、Web広告やWeb集客の成果を大きく左右するページです。ただし、作れば必ず成果が出るものではありません。向き不向きや、苦手なこともあります。

本記事では、LPの基本を次の順で解説します。

ClimbUp Agencyは、Web広告の運用とあわせてLPの改善(LPO)まで支援しています。広告運用の現場から見た「成果が出るLPの条件」もお伝えします。

ランディングページ(LP)とは|2つの意味と「LPのURL」

ランディングページ(Landing Page)は、直訳すると「着地するページ」です。LPと略されます。

LPには、広い意味と狭い意味の2つがあります。話している相手がどちらの意味で使っているかを確かめると、行き違いを防げるでしょう。

意味指すもの使われる場面
広い意味ユーザーが最初にたどり着いたページすべてアクセス解析(GA4)、広告の設定
狭い意味購入や問い合わせなど、1つの行動に特化した縦長のページマーケティング・広告の現場の会話

一般に「LPを作る」と言うときは、狭い意味を指します。本記事も、主に狭い意味のLPを解説します。

広い意味のLP|GA4では「セッションの最初のページ」

アクセス解析ツールのGA4にも「ランディング ページ」という項目があります。ここでのLPは、縦長のページに限った話ではありません。トップページでもブログ記事でも、最初に開かれたページがLPです。

セッションの最初のページビューに関連付けられたページパス。

アナリティクス ヘルプ「アナリティクスのディメンションと指標」

GA4のランディングページのレポートを見れば、どのページから訪問が始まっているかが分かります。

LPのURLとは|広告では「最終ページURL」のこと

Google広告では、広告をクリックした人が移動する先のページを「最終ページURL」と呼びます。これがいわゆる「LPのURL」です。

最終ページ URL とは、広告をクリックしたユーザーに表示されるウェブページの URL アドレスで、「ランディング ページ」とも呼ばれます。

Google 広告ヘルプ「最終ページ URL の定義」

同じヘルプには、LPと広告に表示されるURLが同じドメインである必要がある、とも書かれています。広告用にLPを別ドメインで作るときは注意しましょう。

ランディングページとホームページ・バナーの違い

LPと混同されやすいのが、ホームページとバナーです。役割の違いを整理します。

ホームページとの違い|「回遊させる」か「1つの行動に絞る」か

ホームページとLPの最大の違いは、読者に求める行動の数です。

比較項目ホームページ(HP)ランディングページ(LP)
主な目的会社やサービスの情報を網羅し、信頼を得る購入・問い合わせ・資料請求など1つの行動
想定する読者取引先・求職者・既存顧客など幅広い特定の悩みや目的を持つ人
ページ数複数ページ原則1ページ
他ページへのリンクメニューで回遊させる最小限にする
主な集客経路指名検索・自然検索Web広告・SNS・メール
更新の考え方情報が変わったときに更新データを見て改善し続ける
ホームページは複数ページを回遊させて信頼を得る構造、ランディングページはファーストビューから申込みボタンまで一方向に進む構造であることを比較した図

ホームページは「会社を知ってもらう場所」、LPは「行動してもらう場所」と考えると分かりやすいでしょう。どちらが優れているかではなく、役割が違います。

バナーとの違い|バナーは入口、LPは着地先

バナーは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される画像広告です。LPは、そのバナーをクリックした人がたどり着くページです。

つまり、バナーは「興味を引いてクリックさせる」役割、LPは「納得してもらい行動させる」役割を担います。バナーで約束した内容がLPに書かれていないと、読者はすぐに離脱します。両者の内容は必ずそろえましょう。

ランディングページの主な種類|目的別に3つ

LPは、求める行動や読者の状態によって形が変わります。代表的な3種類を紹介します。

種類特徴向いている商材・場面
販売・申込み型LP商品の魅力を伝え、購入や申込みまで完結させるEC商品、定期購入、スクール
リード獲得型LP問い合わせ・資料請求・無料相談を獲得するBtoBサービス、リフォーム、士業
記事型LP読み物の形で悩みに寄り添い、商品へつなぐ健康食品、化粧品など比較検討が長い商材

記事型LPは読まれやすい反面、広告であることが分かりにくくなりがちです。2023年10月1日から、広告であることを隠す「ステルスマーケティング」は景品表示法の規制対象になりました。広告である旨は明確に示しましょう。

出典:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」

ランディングページのメリットとデメリット

LPには明確な強みがある一方で、弱点もあります。両方を理解したうえで、作るかどうかを判断しましょう。

メリット① 1つの行動に集中させ、成約につなげやすい

LPは、読者の行動をボタン1つに絞ります。他のページへ移る導線が少ないため、読者は迷わず読み進められます。

参考までに、LP作成ツールのUnbounceが4万1,000件超のLPを分析したレポート(2024年版)があります。それによると、全業種のコンバージョン率の中央値は6.6%でした。海外のデータで業種差も大きいため、目安として捉えてください。

出典:Unbounce「Conversion Benchmark Report」

メリット② 広告の訴求に合わせて内容を最適化できる

広告ごとにLPを用意すれば、検索した言葉や広告文に合わせて内容を変えられます。広告とLPの話がつながると、読者の期待を裏切りません。無駄なクリックが減り、獲得単価(CPA)の改善につながります。

メリット③ 改善の効果を測りやすい

1ページで完結するため、どこで読者が離れたかを把握しやすい点も強みです。キャッチコピーやボタンを変えたときの効果も、数字で比べられます。

デメリット① LP単体では集客できない

LPは、作っただけでは誰にも見られません。Web広告やSNS、メールなどで人を連れてくる仕組みが必要です。LPの制作費とは別に、集客の費用がかかる前提で計画しましょう。

デメリット② 検索エンジン(SEO)からの集客には向かない

LPは1ページに情報を詰め込み、1つの行動に絞る設計です。幅広い検索キーワードで上位を狙うブログ記事などに比べると、自然検索の集客には不利です。

自然検索での集客はブログやホームページ、短期の集客はLPと広告、と役割を分けるのが現実的でしょう。SEOと広告の使い分けは、以下の記事で解説しています。

関連記事:SEOとリスティング広告の違い8軸比較|AI検索時代の使い分けと併用戦略

デメリット③ 公開後の改善に手間とコストがかかる

LPは、最初から完璧なものはまず作れません。公開後にデータを見て、コピーや構成を直し続ける必要があります。改善まで見込んだ予算と体制を用意しておきましょう。

成果が出るランディングページの基本構成|3つのブロック

成果が出るLPの多くは、大きく3つのブロックで組み立てられています。接客の流れを1ページにまとめたものと考えると分かりやすいでしょう。

ランディングページの基本構成を示したワイヤーフレーム。上からファーストビュー(キャッチコピー・メインビジュアル・CTAボタン)、ボディコピー(共感・ベネフィット・導入実績・お客様の声)、クロージング(よくある質問・追伸・最後のCTAボタン)

ファーストビュー|最初の画面で「自分向けだ」と思わせる

ファーストビューは、ページを開いて最初に見える範囲です。読者はここで、読み進めるかどうかを判断します。

ボディ|悩みへの共感と、解決できる根拠を示す

ボディでは、読者の悩みに共感したうえで、解決策としての商品・サービスを示します。「本当に解決できるのか」という疑問に、根拠で答えるパートです。

実績や口コミは、事実に基づくものだけを載せます。根拠のない「No.1」表示などは、景品表示法の問題になるおそれがあります。

クロージング|不安を解消し、迷わせずに行動させる

最後のブロックの役割は、申込み前の不安を取り除くことです。料金・解約・サポートなど、よく聞かれる質問をFAQで先回りして答えましょう。

CTAボタンは目立つ色と位置に置き、「無料で資料をもらう」のように押した後の結果が分かる文言にします。入力フォームの項目も、必要最小限に絞りましょう。

広告から来た人に向けたLPの構成要素は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

関連記事:リスティング広告のLPとは?作り方・改善手順・制作費用の相場まで運用者が解説

ランディングページの作り方|5つのステップ

LP制作で最も大切なのは、デザインに入る前の準備です。5つのステップで進めます。

LP制作の5ステップ。STEP1分析・戦略設計、STEP2構成案(ワイヤー)作成、STEP3デザイン・コーディング、STEP4公開・計測ツール設置、STEP5データ分析・LPO実行

ステップ1|誰に何を伝えるかを決める

まず、LPを読んでほしい人物像(ペルソナ)を決めます。あわせて、顧客・競合・自社の3つの視点で、自社が選ばれる理由を整理します(3C分析)。

「誰の、どんな悩みを、なぜ自社なら解決できるのか」を1文で言えれば準備完了です。ここが曖昧なまま作ると、誰にも刺さらないLPになります。

関連記事:コアターゲットとは?設定方法から広告運用への活かし方まで5ステップで解説

ステップ2|構成案(ワイヤーフレーム)を作る

いきなりデザインせず、文字中心の設計図を作ります。前述の3ブロックに沿って、読者の気持ちの流れに合う順番で情報を並べましょう。この段階で中身を固めると、後の手戻りが減ります。

ステップ3|デザイン・コーディング|スマホとパソコンの両方で確認する

「LPはスマホ前提で作るべき」とよく言われます。ただ、日本全体のWeb閲覧はパソコンもまだ多いのが実情です。Statcounterによると、2026年9月時点の日本のシェアはデスクトップ51.83%、モバイル45.78%でした。

出典:Statcounter「Desktop vs Mobile vs Tablet Market Share Japan」

実際の比率は、商材や集客経路で大きく変わります。BtoBならパソコン、SNS広告ならスマホが多くなりがちです。思い込みで決めず、GA4で自社の端末比率を確かめてから設計しましょう。

ステップ4|公開し、計測ツールを設置する

公開前に、GA4と広告のコンバージョン計測を設定します。あわせてヒートマップツールを入れると、どこが読まれ、どこで離脱したかが見えます。

ステップ5|データをもとに改善(LPO)を続ける

LPは公開してからが本番です。データを見て、キャッチコピー・画像・ボタン・フォームを改善し続けます。この改善活動をLPO(ランディングページ最適化)と呼びます。

ClimbUp Agencyの支援事例でも、LPの小さな修正が成果につながりました。地域密着でシャッター工事を手がける企業では、LPに「メーカーではありません」という一文を追加しました。あわせてヒートマップで読まれていない箇所を洗い出し、エリア設定も見直しています。その結果、電話問い合わせから現地調査につながる割合が約50%から70%ほどに改善しました。

関連記事:株式会社TYシステムサービス様の支援事例

成果が出ないランディングページに共通する3つの落とし穴

広告運用の現場で「広告は悪くないのに成果が出ない」とき、原因がLPにあることは少なくありません。よくある3つの落とし穴を紹介します。

デザインはきれいだが、ベネフィットが伝わらない

見た目が整っていても、「自分にどんな得があるか」が伝わらなければ読者は動きません。デザインは、メッセージを届けるための手段です。ファーストビューの文章だけで価値が伝わるかを確認しましょう。

広告とLPの内容がずれている

広告で「無料」と打ち出しているのに、LPで有料プランばかり目立つと読者はすぐ離脱します。広告文で約束したことは、LPのファーストビューで回収しましょう。

関連記事:リスティング広告の広告文の作り方|クリック率を上げる7つのコツと業種別例文

表示が遅く、読まれる前に離脱されている

LPは画像が多く、表示が遅くなりがちです。Googleが示す表示速度の指標では、メインの画像や文章が表示されるまで(LCP)2.5秒以下が良好の目安です。

出典:web.dev「Largest Contentful Paint(LCP)」

画像の圧縮や不要なスクリプトの削除で改善できます。Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」で、まず現状を測ってみましょう。

ランディングページの制作費用の相場と依頼先の選び方

LP制作の費用は、どこまでの工程を任せるかで大きく変わります。広告代理店のPLAN-Bは、次の3つの価格帯に整理しています。

価格帯主な内容公開後の改善
10万〜30万円簡単なヒアリングのみ。構成は既存の型を流用し、テンプレートで制作対応なし
30万〜60万円競合調査とターゲット分析、制作会社のライターによる原稿作成初回レポートなど限定的
60万円以上ペルソナ設計やカスタマージャーニーから逆算した設計定期的な効果測定と運用サポート

出典:PLAN-B「リスティング広告とLPの関係性は?必要性や制作のコツも解説!」

注目したいのは、安い価格帯ほど公開後の改善が含まれない点です。LPは改善して成果を上げるものなので、制作費だけでなく改善費まで含めた総額で比べましょう。

依頼先を選ぶ3つのチェックポイント

広告からの集客を前提にするなら、LPと広告運用を同じ会社に任せる方法もあります。広告のデータとLPのデータを一体で見られるため、改善の判断が早くなるのが利点です。ClimbUp Agencyの広告運用代行では、LPOも運用手数料の中に含めて対応しています。

ランディングページに関するよくある質問

ランディングページとはどんなページですか?

購入や問い合わせなど、1つの行動をしてもらうことに特化した縦長のページです。広い意味では、ユーザーが最初にたどり着いたページ全般を指します。詳しくはLPの2つの意味をご覧ください。

ホームページとランディングページの違いは何ですか?

ホームページは複数ページで会社やサービスの情報を網羅し、信頼を得るためのものです。LPは原則1ページで、読者の行動を1つに絞ります。詳しくは比較表をご覧ください。

ランディングページとバナーの違いは何ですか?

バナーは広告枠に表示される画像広告で、クリックさせるための入口です。LPはバナーをクリックした人がたどり着くページで、行動してもらうための着地先です。

ランディングページURLとは何ですか?

広告をクリックした人が移動する先のページのURLです。Google広告では「最終ページURL」という名前で設定します。広告に表示されるURLと同じドメインである必要があります。

ランディングページは自分で作れますか?

作れます。テンプレートが用意されたLP作成ツールを使えば、専門知識がなくても公開は可能です。ただし成果を左右するのは、デザインより「誰に何を伝えるか」の設計です。まずは構成案づくりに時間をかけましょう。

LPの成果はどの指標で判断すればよいですか?

基本はコンバージョン率(CVR)です。広告から集客しているなら、獲得単価(CPA)もあわせて見ます。業界別のCVRの目安は、以下の記事にまとめています。

関連記事:リスティング広告のコンバージョン率の平均は8.18%|業界別一覧と改善施策12選

まとめ|ランディングページは「作って終わり」ではなく改善して育てる

LPの成果は、広告の設定と切り離せません。広告とLPのどちらに課題があるのか分からない場合は、第三者の目で確認するのが近道です。

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濱口 侑生

新卒で都内の大手Web広告代理店に入社し、運用コンサルタントとしてリスティング広告やMeta広告に従事。月間数千万円から2.5億円規模の大型予算案件を担当し、美容クリニック、不動産、旅行など幅広い業界で成果改善を実現。 「広告主への圧倒的なコミットメント」を追求するため、ClimbupAgency株式会社を創業。運用者一人の担当社数を最大4社に制限し、管理画面上の数値に閉じないマーケティング戦略立案から、タグ設計、LPOまで一気通貫で支援している。ビジョンは「共に歩み、共に登る。」。